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希代の詐欺師は刑務所内でも楽しそう 映画「ウィザード・オブ・ライズ(2017)」の感想など(ネタバレあり)

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映画「ウィザード・オブ・ライズ」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

2008年に発覚した史上最大規模の巨額詐欺事件を基にした物語。

証券投資会社の会長バーナード・マドフは、妻ルースと二人の息子に衝撃の告白をする。バーナードは数十年にわたって顧客たちを騙して虚偽の取引を行い続け、約650億ドルを破綻させたというのだ。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

 

監督 バリー・レビンソン

 

出演 ロバート・デ・ニーロ

   ミシェル・ファイファー

   ハンク・アザリア

   キャスリン・ナルドゥッチ

   アレッサンドロ・ニボラ

   ネイサン・ダロウ

   クリステン・コノリー

 

 

 

 

映画「ウィザード・オブ・ライズ」の感想など(ネタバレあり)

 

この映画「ウィザード・オブ・ライズ」は実際に起こった巨額詐欺事件を元にしたテレビ映画。

 

期待していた点と、実際に焦点が当てられている点が違いすぎて肩透かしを食らった映画「ウィザード・オブ・ライズ」
勝手に映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」とか映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」みたいな半再現の半演出みたいなノリの映画だと思って見始めたから、この映画「ウィザード・オブ・ライズ」には地味な独白映画って印象を受けてしまった。

 

個人的に映画「ウィザード・オブ・ライズ」で期待していた点としては被害者たちがなぜ騙されたのかや頂点の投資家たちは詐欺に勘付いていたんじゃないかとか、監査を逃れたのはどうしてなのかという事件の根源に踏み込んだ部分。

 

でもこの映画「ウィザード・オブ・ライズ」で焦点が当てられていたのは、詐欺発覚以降の家族の崩壊の部分だったんだよね。
正直その部分には興味がないというか……。
家族については映画「ウィザード・オブ・ライズ」の次男が講演会で「自分は父の詐欺を知らなかったけどいい生活をしていたのも事実」みたいなことを語っていたのが全てだと思うんだよね。

 

映画「ウィザード・オブ・ライズ」のマドフの家族は事件発覚後に資産押収されたとは言っても、身ぐるみ剥がされるわけでもなくそこそこに生活できてるし、全財産を失った末端の被害者と比較すると同情すらできない。
結局のところ誰に感情移入して見たかなんだろう。自分は明らかに被害者目線で見てしまったし。

 

そして映画「ウィザード・オブ・ライズ」でマドフの人間性を見ているとひたすらクズ過ぎて笑えてしまう。聴取に対しても基本、言い訳するか人のせいにするかのどっちか。

全財産を預けろとは言ってない、投資家たちの欲深さが原因、とかどの口が言うかと思えてしまうし、明らかにリーマンショックを受けて詐欺が続けられなくなったってだけなのに、2008年の感謝祭ごろにはもう自首すると決めていた!!と、負けを認めたくない言い訳をする姿には、どれだけ巨額の金を転がしていた人物でも捕まってしまえばこんな小物のようなセリフを吐くのか……と、やはり苦笑してしまう。

 

映画「ウィザード・オブ・ライズ」ではマドフの妻の甘ったれ具合にも苦笑してしまう。お嬢様の典型のような人であり、中身が16歳のまま年だけ食ったような人。
しかし映画「ウィザード・オブ・ライズ」のこの人、事件以降立て続けに息子二人を失っても一人で快適そうに暮らしている面を見ると意外と強かでしぶとい。
絶えられなくて自殺した長男マークと比べればそのメンタルの強さは言うまでもなし。追い詰められた状況下では男よりも女の方が図太くなれるのだろうか。

 

しかし映画「ウィザード・オブ・ライズ」はせっかく稀代の巨大詐欺事件がテーマなのに、こんな地味な家族崩壊に焦点が当てられてしまっているのはやはりもったいない。視聴後も悪人は悪人だよなぁという感想しか抱けず、別に見なくても良かったとしか思えない。

 

ちなみにマドフは150年の禁固刑を食らって重警備棟に収監されたようだが、その金融知識によって囚人たちから尊敬を集めているとかなんとか。
刑務所の中でもチョコレートを買い占めて経済学の実践をしているとかで、外の世界にいるよりも楽しそうなのがまたなんとも言えない。

息子二人を失って妻とも連絡が取れなくなってなおこれなんだから、やはり凡人とはどこか違う頭の構造をしてるんだろうね。
 

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author:ゆる夫, category:映画・ドラマ, 00:54
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