先輩刑事たちからの本当の教訓とは? 映画「ポーカーナイト(2014)」の感想など(ネタバレあり) | ゆる〜く映画つっこみ感想

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先輩刑事たちからの本当の教訓とは? 映画「ポーカーナイト(2014)」の感想など(ネタバレあり)

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映画「ポーカーナイト」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

連続殺人犯を逮捕して刑事に昇格した青年スタンは、ある晩“ポーカーナイト”と呼ばれる会合で先輩刑事たちに教訓めいた昔話を聞かされる。

彼らと別れた直後、先輩刑事の娘エイミーが誘拐されたとの知らせを受けたスタンは犯行現場に急行する。しかしそこで謎の男に襲われてしまい……。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

 

 

監督 グレッグ・フランシス

 

出演 ボー・マーショフ

   タイタス・ウェリバー

   マイケル・エクランド

   ロン・エルダード

   ジャンカルロ・エスポジート

   ロン・パールマン

 

 

 

 

ポーカーナイトの教訓とは一体何だったのか……

 

この映画「ポーカーナイト」のタイトルとなっている“ポーカーナイト”とは、ベテラン刑事が今までの武勇伝を語って後輩刑事に教訓を伝えていく会合みたいなもの。
とある悪党におびき出されて目的不明の監禁生活を送ることになった若手刑事のスタンは、この“ポーカーナイト”での教訓を活かして脱出を図る。

 

しかし映画「ポーカーナイト」を見ていて思うのだが、“ポーカーナイト”で得られる教訓ってスタンの脱出劇に特に役立ってない気が……。
そもそも“ポーカーナイト”で語られる武勇伝による教訓って、「諦めるな!!」とか「最後まで足掻け!!」とかの誰でも言えそうな根性論が多い。

 

他にも「頭を使え」「語るに落ちる」系の教訓もあるわけだが、スタンが頭を使ったかと言われればそんな事もなく、結局のところ勢いでもがいているだけにしか見えないのだ。

 

では映画「ポーカーナイト」での犯人が何故スタンを狙ったかと言えば、この犯人は以前から殺人を繰り返していてその大量の遺体をコンテナに隠していた→しかし偶然スタンが発見してしまい犯人が“師匠”と呼ぶ人物をスタンに撃ち殺された→結果的に全て師匠の仕業とされて自分の“功績”が師匠の物になってしまった。スタンに復讐しなきゃ、って狂人特有の思考。

 

そしてこの映画「ポーカーナイト」のスタンは犯人の罠にハマりまくり!!既に目を付けられていた禁断の関係であるエイミーをダシにおびき寄せられ、途中では犯人のダミーと知らずに先輩警官を撃ち殺してしまい、挙句の果てに銃に接着剤を塗られて投降できないようにされ、監禁現場で起こった全ての罪を擦り付けられてしまう始末。

 

ここまで見るとやはり映画「ポーカーナイト」での先輩たちからの教訓とは一体何だったのか……と思うのだが、その後意識を取り戻したエイミーの証言によりスタンは無罪放免となり、執念の捜査を続けた数年後に憎き犯人の居所を突き止め復讐を果たしたのだ!!

 


映画「ポーカーナイト」ラストシーン・感想

 

しかし復讐を果たしてめでたしめでたし、とはいかないのがこの映画「ポーカーナイト」の一筋縄ではないところ。
スタンはこの犯人の銃が接着剤で手に固定されていたのに気付き、自分を陥れた犯人とは別人であることに気付いてしまうのだ。

 

つまり映画「ポーカーナイト」のスタンはまたしても憎き犯人にハメられたって訳だね。しかしスタンはこの冤罪を公にはせずに自分の手柄にしてポーカーナイトで後輩に伝える始末。
挙句「本当の悪人は捕まらない」云々と諦めのようなスタンの独白が入って、新犯人の捕まらない悪人完全勝利のなんともやりきれないラストに。

 

個人的には悪人大勝利エンドってのもそんなに嫌いじゃないので、この映画「ポーカーナイト」のラストには特に嫌悪感を感じなかった。と言うよりむしろ最後まで「ポーカーナイトの教訓とは一体何だったのか……」という疑問が残ってしまった。

 

そしてたどり着いたのは、ポーカーナイトで語られた過去の事件は全て冤罪だったんじゃないかという結論。
映画「ポーカーナイト」で上司たちが語っていた事件の全ては、本当はスタンをハメた真犯人やその師匠の仕業だったのではないかって仮説だね。

 

この映画「ポーカーナイト」で語られる四つの武勇伝に共通するのは“刑事たちが犯人だと確信している人物はいるものの、確信はない”って状況。
そんな中で刑事たちが知恵や工夫でなんとか確証を得て逮捕に至ったという流れが多い。

しかしよくよく考えると、刑事や捕まった犯人たちは真犯人と師匠にハメられたのはないのだろうか?

 

  • 刑事がバーで容疑者の男を不安にさせ泳がせた後、男が遺体遺棄現場を見に行ったため犯人と確定した→刑事の思惑に気付いていた真犯人たちが男を遺棄現場に呼び出した
  • 大量の下着に付着していた精液のDNAで犯人と確定→捕まった男は単なる変態で、変態の習性を利用した真犯人たちの罠
  • 夫婦が殺害されて容疑者となった少年→刑事が少年を事件現場に連れて行ったため精神的に動揺してしまいない、発狂してありもしない自供をしてしまった。真犯人たちはこの刑事の行動と、それによって少年がありもしない自白をする事を読んでいた
  • 小指を切り取られた男娼の事件→捕まった男は小指を切り落としただけで少年達を解放していたが、その行為を知っていた真犯人たちが少年達を殺した

 

こうして映画「ポーカーナイト」の真犯人と師匠は遺体が発見されたりして自分たちの犯行がバレそうになると、ダミーの犯人を用意して刑事たちに逮捕させてたんじゃないかと思ってしまう。

 

……ちょっと無理やりこじつけすぎたかw


でも映画「ポーカーナイト」で刑事たちの武勇伝があんなに長々と描写されているのを見ると、過去の事件とスタンの事件の真犯人に何らかの関りがあると考えてもおかしくないんじゃないかと思ってしまうんだよね。

さらに言えば映画「ポーカーナイト」で武勇伝を語っていた刑事たちもラストのスタンと同様に、真犯人は別にいるって事に気付いていたんじゃないかとまで勘ぐってしまう。

 

つまり先輩刑事たちが“ポーカーナイト”で本当に伝えたがっていた隠しメッセージは、「本当の悪人は捕まらない」という虚しい結論なんじゃないのかと。
そしてスタンは映画「ポーカーナイト」での事件を通して、その教訓を身をもって知ったと……。

 

かなり強引なこじつけだが、そうとでも考えないと映画「ポーカーナイト」での、あの無駄に長い武勇伝シーンに意味を持たせることが出来ないんだよなぁ。
まぁ真実が何であれ、視聴後に色々と憶測が捗って楽しめた映画「ポーカーナイト」
もしも続編が作られたら鑑賞間違いなしだ。

 

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author:ゆる夫, category:映画・サスペンス, 22:25
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