不穏な一家の驚愕の家業 映画「ゲット・アウト(2017)」の感想など(ネタバレあり) | ゆる〜く映画つっこみ感想

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不穏な一家の驚愕の家業 映画「ゲット・アウト(2017)」の感想など(ネタバレあり)

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映画「ゲット・アウト」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、週末に白人の恋人ローズの実家へ招待される。

若干の不安とは裏腹に過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

 

 

監督 ジョーダン・ピール

 

出演 ダニエル・カルーヤ

   アリソン・ウィリアムズ

   キャサリン・キーナー

   ブラッドリー・ウィットフォード

   ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ

   リル・レル・ハウリー

   キース・スタンフィールド

   ベティ・ガブリエル

   マーカス・ヘンダーソン

   スティーヴン・ルート

 

 

 

アーミテージ家の家業

 

映画「ゲット・アウト」のロッドは見世物と評していたが、パーティー客の目つきは品定めをするかのように超ねっとり。
そんなわけで映画「ゲット・アウト」での、あのパーティーは能力の高い黒人を売買する為のオークション。

 

じゃあ何のために黒人を品定めしてるの?奴隷にするため?現代の奴隷の闇マーケットなのか?……と思いきや。
映画「ゲット・アウト」で黒人を購入する顧客たちの狙いはといえばそんな単純なものではなく。なんと自分の脳を落札した黒人に移植して、体を乗っ取って生き続けようというなんともブッ飛んだ目的だったのだ。

 

しかもアーミテージ家はこの秘密の移植事業を代々担っていて、顧客たちは裕福な白人層の秘密結社だとかなんとか。
そんな訳で、映画「ゲット・アウト」でのアーミテージ一家の役割分担は超完璧。

 

  • ディーン→顧客へのオークションや一家の秘伝の移植術“凝固法”を使った手術を担当する一家の主人。
  • ミッシー→ディーンの妻。連れてこられたターゲットを催眠にかける担当。決められた合図をするだけで相手の体の自由を奪える。
  • ローズ→アーミテージ家の長女。色仕掛けで目当ての黒人男性(たまに女性も)と恋愛関係になり、アーミテージ家におびき寄せる担当。
  • ジェレミー→アーミテージ家の長男。力任せの雑な誘拐兼手術助手担当

 

こうして映画「ゲット・アウト」のアーミテージ一家は目を付けた黒人を流れ作業的に“出荷”していたわけだね。

さらに映画「ゲット・アウト」では使用人のウォルターにはディーンの父親の脳が移植されていて、ジョージナにはディーンの母親の脳が移植されていたという恐ろしい事実も判明するのだ。

 

映画「ゲット・アウト」でこの家業の事を説明VTRで知ってしまったクリスは、ソファからはみ出していた綿を耳栓代わりにしてミッシーのカップカチャカチャ音を無効にし、気絶したふりをして隙を見て反撃を開始。

 

クリスは解き放たれた野獣の如くアーミテージ家の面子を倒していくも、ローズだけは手にかけられずにそのまま車で屋敷から脱出。
しかし、途中で助けたジョージナがクリスを襲ってきて車はクラッシュしてしまい……。

 


映画「ゲット・アウト」ラストシーン・感想

 

ローズとウォルターがクリスを追いかけてきたものの、ウォルターに対し洗脳が一時的に解ける合図であるフラッシュを焚いたクリス。
正気に戻ったウォルターはローズを撃った後に自らの頭を打ち抜いて絶命。クリスはローズにとどめを刺そうとするも、やはり一度は本気で愛した女性の命を奪うことはできず。

そんな大惨事の現場にパトカーが駆け付けて、全ての罪を着せられてしまうかに思えたクリス。しかしパトカーから出てきたのは運輸安全局に勤め、クリスの親友でもあるロッド。
クリスは虫の息のローズを放置し、ロッドの車に乗りむのだった。

 


途中まで見ていて人身売買なんだろうと予測は出来たものの、その目的が斜め上過ぎて唖然とさせられた映画「ゲット・アウト」
映画「ゲット・アウト」ではそんな良い意味で裏切りも楽しめたし、明かされたウォールターとジョージナの正体にもなるほどなぁと納得。
対して期待せずに見始めたものの、終盤付近ではいつの間にか食い入るように見入ってしまった映画「ゲット・アウト」
ローズ以外のアーミテージ一家に対してのクリスの圧倒的な復讐も痛快だね。

 

映画「ゲット・アウト」では、移植先がなんで黒人なの?秘密結社のような裕福な保守白人層は黒人を差別してるんじゃないの?って疑問も湧くもそれはしっかり見ていれば分かる事。

 

保守の白人層は当然の如く黒人差別感情を抱いている、という前提で見ると映画「ゲット・アウト」でクリスがパーティー客にかけられた「わしゃオバマの支持者じゃ」「わしゃタイガー・ウッズのファンじゃ」「もちろんアレがお強いんでしょ?」「今は黒人の時代だよ」なーんて言葉は差別心丸出しの称賛風嫌味に聞こえなくもない。

 

しかし映画「ゲット・アウト」のこの顧客層に関しては割と本気で黒人の身体能力やポテンシャルに対して一目置いていて、憧れにも似た感情を抱いているのは確かなのだ。

 

映画「ゲット・アウト」のウォルターの深夜の全力猛ダッシュを見るに、年老いて体の自由も効かなくなってきたローズの祖父は、とにかく屈強で自由な肉体に憧れ、その結果誰よりも強靭な肉体を持ったウォルターを選んだんだろうと想像できる。

 

映画「ゲット・アウト」でローガンに脳を移植した男性はきっと、アレの強さを望んだんだろう。ローガンと一緒にいる奥さんも凄く幸福そうでホクホクとした脂ぎった笑顔を見せているし、アレの強さに満足しているんだろう。

 

つまり映画「ゲット・アウト」では、年をとって新しい体に乗り換えたい人間たちが欲しい能力を突き詰めていくと、自然と黒人の潜在能力にたどり着いたってことなのだ。
映画「ゲット・アウト」ではそんな風に差別心の中に潜む嫉妬や憧れが上手く描かれていて、移植を望む人物たちの心情になおさら興味を掻き立てられたのだった。

 

そして映画「ゲット・アウト」では、なんと言ってもアーミテージ家を訪れてからの不気味な雰囲気が素晴らしい。
偏見を隠さないジェレミーとのギスギスとした緊張感から始まり、深夜に猛ダッシュしてるウォルターの異様さに恐々とさせられ、極めつけは笑いながら涙を流すジョージナのとてつもない不気味さ……。

このジョージナに関しては張り付けた様な笑顔がとにかく気味が悪く、映画「ゲット・アウト」の異様な雰囲気を増幅させているナイスな役どころだ。

 

しかし映画「ゲット・アウト」のクリスはラストでやってきたのがロッドで本当に良かったね。あれで冒頭に登場したような警官たちに見つかってしまったら、言い分なんか聞いてもらえないに違いない。


映画「ゲット・アウト」ではローズがクリスを自宅に招待する際に、彼の足取りを辿られないように工作しているみたいなので(鹿の件で警官にクリスの免許書を意地でも見せなかったのもそのためだし)ロッドさえ黙っていれば警察にはクリスがアーミテージ家に行ったこと自体が掴めないのだ。

こうして映画「ゲット・アウト」のタイトル通り脱出に成功できたクリス。やっぱ持つべきものはブラザーだね!!

 

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author:ゆる夫, category:映画・ホラー, 21:29
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