二度目で分かる全貌 映画「裏切りのサーカス(2011)」の感想など(ネタバレあり) | ゆる〜く映画つっこみ感想

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二度目で分かる全貌 映画「裏切りのサーカス(2011)」の感想など(ネタバレあり)

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映画「裏切りのサーカス(2011)」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

東西冷戦下の1980年代、英国諜報部「サーカス」を引退したスマイリーに新たな指令が下る。

それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイ“もぐら”を捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、もぐら狩りを始めるスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは……。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

 

 

監督 トーマス・アルフレッドソン

 

出演 ゲイリー・オールドマン

   コリン・ファース

   トム・ハーディ

   マーク・ストロング

   リーラン・ハインズ

   ベネディクト・カンバーバーッチ

   デヴェッド・デンシック

   スティーヴン・グレアム

   サイモン・マクバーニー

   ジョン・ハート

   スヴェトラーナ・コドチェンコワ

   コンスタンチン・ハベンスキー

   マイケル・サーン

 

 

 

映画「裏切りのサーカス」の二度目鑑賞後に備忘録として。間違ってる点もあるかも。

 


“もぐら”は誰?

 

ビル・ヘイドン。映画「裏切りのサーカス」の“もぐら”はサーカス幹部のビル・ヘイドン。
“もぐら”になった理由は「西側の醜さに辟易したから」

 


“カーラ”って誰?

 

ソ連の諜報機関のやり手幹部。映画「裏切りのサーカス」内では顔出しされず、ハンガリーの件で近くのカフェにいたり、ジム拷問時にシルエットが映ってる。
映画「裏切りのサーカス」でのソ連側の全ての黒幕、って考えとけばダイジョーブ。

 

映画「裏切りのサーカス」の舞台の20年程前に、諜報員だった彼をジョージが英側に引き抜こうとしたが、頑としてなびかずソ連に帰国。
その強い信念が功を奏したのか帰国後は粛清されずに大出世したようだ。サーカスに“もぐら”を潜り込ませたのもこの人物。

 

ちなみに映画「裏切りのサーカス」のジョージが勧誘時に「妻が〜妻が〜妻が〜!!」と言って、妻をダシにして自分を懐柔させようとしていたのをしっかりと覚えていて、カーラが抱くジョージの人物像としては“やり手だが妻が弱点の人”
 


ウィッチクラフト作戦って?

 

映画「裏切りのサーカス」でパーシーが考案し、コントロールが反対していた諜報作戦。在英のロシア人外交官ポリヤコフからソ連側の機密情報を聞き出している作戦の事。

映画「裏切りのサーカス」でサーカスの4人全員が英の情報をポリヤコフに渡していたのは、ポリヤコフが英側に寝返ったとソ連側に悟られないため。
彼に英側の流出させてもいいレベルの適当な情報を握らせてソ連に提供させているって訳だ。

 

……と、いうのは映画「裏切りのサーカス」で“もぐら”以外の三人(パーシー、ロイ、トビー)+大臣の認識。

 

実際はカーラがソ連の情報を持たせたポリヤコフを餌にしてサーカスを引っかけ、潜り込んでいる“もぐら”によって英の情報を奪っていたのだ。

サーカスの四人はポリヤコフと会合を開いてソ連の情報を受け取っていたが、その際に“もぐら”が密かにポリヤコフに英の情報を渡していた。


しかもカーラの一番の目的は英の情報などではなく、英が連携を強めていた米の情報。

つまり映画「裏切りのサーカス」では、英が知る米の情報が“もぐら”→ポリヤコフ→カーラって流れでソ連側に流出していたって事なのだ。

 

英国としてはポリヤコフを懐柔できてないわ“もぐら”にも気づいてないわアメリカの情報を流出させちゃうわと、情けないことこの上ないね。
そりゃぁモスクワ・センターも大笑いしますわ。

 


最後ジョージ達は何してたの?

 

「重要な情報を握っているリッチーがパリにいる」と、パリ在住のサーカスメンバーから本部に情報を送る。
するとこの情報を受け取ったサーカス幹部四人は、もちろん本部に集まってミーティングをするのだが、その後“もぐら”はその足ですぐにポリヤコフに情報を伝えに行くのだ。

ジョージはそれを見越してポリヤコフとの会合場所で待ち構えていて、やってきたビルを“もぐら”だと断定した。

 


パーティーシーンには何の意味が?

 

二回目以降鑑時により人間関係を分かりやすくするためのシーン。。
意地悪い見方をすると……製作陣のドヤ顔が画面越しに伝わってきそう。それだけ複数回鑑賞を前提に作られたシーン。

 


ビルとジムの関係は?

 

親友(意味深)であり、OGおばさん曰く「いつも二人は一緒。一心同体(意味深)」らしい。

 

ぶっちゃけ映画「裏切りのサーカス」のこの二人がカップルなのかは不明だけど、デキてても全くおかしくない位には親密だよね。
あの写真といい、パーティーでのねっとりとした視線の絡ませ方といい微笑みといい。

 

とりわけ映画「裏切りのサーカス」のジムに関しては、ビルが“もぐら”だと気付きつつもハンガリーの作戦に参加したり、カーラに拷問されても“もぐら”探しの件は吐かなかったりと命がけでビルを守っている。
これはもう完全に本気ですね、間違いない。

 

一方映画「裏切りのサーカス」のビルは「女も男もいる」ってこれまた意味深発言から察するにバイっぽい。。
それを諜報活動にいかんなく発揮しつつ、二人で写った写真を愛おしそうに胸元にしまった様子だったり、ジムに向けたねっとりとした視線とアンに向けた作り物っぽい視線の粘着具合の違いから見るに、最愛の人はジムってことなんだろう。きっと。

ただビルにとってはジムよりも、東側の体制の方が重要だったってだけの事なのだ。

 


ジムは何故ビルを殺した?

 

ハンガリーの件で瀕死になった挙句拷問されまくった恨みから……ではない。

 

映画「裏切りのサーカス」で“もぐら”の任務を失敗したビルの事だから、ソ連に送られたら凄惨な拷問を受けることは待ったなし。愛するビルがそんな酷い目に遭うくらいならいっそ自分の手で。とジムが考えたってのが濃厚な線なんじゃないかな。

もしくはビルとの間に「俺に何かあったらお前が始末してくれよ」的な暗黙の了解があったとか。

 

映画「裏切りのサーカス」のこの辺りはメロドラマっぽい要素が大きいから、好きに考察して納得の行くように解釈するしかないだろう。

 


映画「裏切りのサーカス」ラストシーン・感想など

 

“もぐら”の正体を突き止めたジョージは復職してサーカスのリーダーの座に就いた。
そしてジョージの自宅には妻のアンが戻ってきたのだった。

 


公式からして二度見推奨の映画「裏切りのサーカス」
こりゃぁ一度で全部分かる訳ないよ。そもそも一度で分からせようとする気が全くないからねwさすが複数回鑑賞推奨映画。

 

個人的に映画「裏切りのサーカス」の二度目の鑑賞後に印象に残ったのは、スパイ達の様々な悲恋。
愛した妻に不倫ばかりされるジョージ、恋人よりも仕事を選んだピーター、逆に仕事よりも恋を選んだリッキー。
そしてビルが“もぐら”だと気付きながらも最後まで誰にも吐かなかったジムも仕事よりも愛を選んだことになる。

 

しかも全員報われないという、なんともやりきれない愛の物語でもあった映画「裏切りのサーカス」
まずスパイ達が恋愛をするうえで諜報という仕事柄、相手を簡単に信用できない&自分の素性すら簡単には語れないという厳しいハードルがあるからね。
結婚したとしても当然多忙だろうから、映画「裏切りのサーカス」のジョージの様に妻に愛想尽かされても不思議ではないのだろう。スパイの恋愛事情は一筋縄にはいかないって事だね。

 

そして映画「裏切りのサーカス」ではジョージの狸爺っぷりも見所。
アンの不倫を目撃して動揺する姿を見ると冴えない爺感ハンパないんだが、そこは流石スパイ。
イリーナが既に亡き人だと知りながらもリッキーを利用したりと、その非情さは中々のもの。映画「裏切りのサーカス」のラストでポリヤコフのアジトで“もぐら”を待ち伏せるシーンなんて渋すぎてゾクゾクさせられた。

 

その他にも映画「裏切りのサーカス」でピーターが書類を持ち出す場面では、ロイがすれ違いざまにピーターの電話先で流れていた曲を口ずさみ「お前の行動は全て見張っているからな」と言わんばかりの脅し。
スパイ映画にありがちなド派手なドンパチアクションはないものの、静かにゾッとさせられるシーンだらけの映画「裏切りのサーカス」だったのだ。

 

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author:ゆる夫, category:映画・ミステリー, 22:33
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