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報われない警官たちが行きつく先とは…… 映画「クロッシング(2009)」の感想など(ネタバレあり)

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映画「クロッシング(2009)」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

犯罪多発地帯で働く三人の警官は、それぞれに苦悩を抱えながらなんとか厳しい現実を生きていた。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

 

 

監督 アントワーン・フークア

 

出演 リチャード・ギア

   イーサン・ホーク

   ドン・チードル

   ウェズリー・スナイプス

   ウィル・パットン

   エレン・バーキン

 

 

 

 

三人の男の悲哀に満ちた警官人生が描かれている映画「クロッシング」

 

まず映画「クロッシング」の一人目の登場人物エディ。この人はとにかく哀れで見ていて気の毒になってしまう人物。

22年間警官として勤めるベテランであるものの、その長きに渡る警官生活によって色々とどうにもならない現実を知ってしまったんだろう。
そうして事なかれ主義に陥ってしまった哀愁漂うオヤジ。それがこの映画「クロッシング」のエディなのだ。

 

映画「クロッシング」で退職一週間前に新人警官パントンの教育係を任されたエディは、厄介事には首を突っ込まないスタンスの教育をするも、新人らしく青臭さ全開の熱意に溢れるパントンは聞く耳を持たず。
教育係を外された映画「クロッシング」のエディは、後日一枚の書類によってパントンの殉職を知らされるのだった。

 

熱すぎたパントンへの危惧が現実のものとなり、一人悲しむエディ。現実を教えようとしたのに理想に燃える若者には通用せず、その命を救えなかったのだ。

 

しかも映画「クロッシング」のエディはその後別の警官と組んでいた際、犯人の少年を取り押さえた相方が彼に発砲し少年には聴覚に後遺症が残ってしまう。

この件で映画「クロッシング」の上層部は“抵抗のできない少年に発砲して後遺症を残した”という事実では世間に非難されると踏み、少年が大麻を持っていたとねつ造する様エディに迫るのだ。


しかしこのねつ造を拒否したエディは冷遇され、退職時の手続きでもこれ見よがしに雑な扱いを受けてしまう。

映画「クロッシング」のこのシーンでは20年以上勤めた警官に対する最後の扱いがこれかよ……と、憐憫の念が湧くこと間違いなし。

 

退職したエディはいつも通っている風俗店でお気に入りの女性を指名。彼の退職を聞いていてプレゼントまで渡してくれるこの女性に本気になっている映画「クロッシング」のエディは、彼女に一緒になろうと告白するもフラれてしまうのだ。

そりゃあ仕事で付き合ってくれてる女性だ。彼女がエディに本気になっているわけがない。そんなことはエディ本人だって重々承知だろう。


しかし分かっていながらも、一縷の望みをかけて告白しフラれてしまった映画「クロッシング(2009)」のエディ。……やっぱ哀れすぎるよ。

そんな絶望の状況で、映画「クロッシング」のエディは行方不明届が出されていた若い女性が無理やり連れ去られる様子を発見してしまう。
今までだったら追いかけるなど無謀な事はしないものの、エディはとっさに女性を追うのだった。

 


映画「クロッシング」の二人目の登場人物は、麻薬捜査官のサル。
この人は貧乏子だくさん。奥さんは双子を妊娠中かつ、ボロい家のカビのせいで体調を崩しがちと踏んだり蹴ったりの状況。

映画「クロッシング」のサルは冒頭で出所直後の情報屋かなんかを殺してその金を奪った悪徳警官。同情の余地はあるものの、既に一線を声てえしまっているのだ。


この映画「クロッシング」のサルはとにかく家族のために新居を買う金が必要なもんだから、潜入捜査の際に残された証拠の金にも手を付けようとする。

しかし同僚に見られていた為とっさに手を止めるも、新居の頭金請求は待ったなしの状況で映画「クロッシング(2009)」のサルは遂に愚行に。
映画「クロッシング」でギャングのアジトへ一人で向かいメンバーを一掃すると、部屋に隠された大金を見つけ出したのだった。

 


一方映画「クロッシング」で三人目の登場人物である潜入捜査官のタンゴ。
このタンゴは長年潜入している間にギャングのボスであるキャズに情が湧いてしまう。

しかも上層部のやり方は汚いもんで、映画「クロッシング」のタンゴにねつ造をさせたりとやりたい放題。


そんな汚い上層部が次に打ち出したのが、出所したばかりのキャズを再逮捕する方針。協力すれば昇進は確実なのだが、迷う映画「クロッシング」のタンゴ。

そんな中で映画「クロッシング」では組織のメンバーであるレッドが、腑抜けたキャズを撃ち殺す事件が発生。
こうなるともう映画「クロッシング」のタンゴは完全に私怨に駆られてしまい、キャズの復讐を果たすべく、レッドの元へと向かうのだった。

 


映画「クロッシング(2009)」ラストシーン・感想

 

大金を見つけ出したサルだったが、隠れていた敵に背後から銃弾を受けてしまいその場で絶命。
レッドへの復讐を果たしたタンゴもは、サルの後をつけていた同僚に現場を偶然目撃されてしまい発砲されて絶命。
一方捕らわれていた女性たちを救出したエディだったが、彼は既に退職した身。現場に駆け付けた警官からはまたしてもぞんざいに扱われ、その場を去るのだった。

 


悲哀溢れる三人のラストの後味が悪すぎてやりきれなかった映画「クロッシング」それだけに見応えは抜群だ。
映画「クロッシング」のエディはただただ哀れだし、タンゴも待遇悪すぎて不憫だし、サルにも同情できる部分はあるし……。

 

映画「クロッシング」では“何が善で何が悪か”という問題についても考えさせられた。
特に映画「クロッシング」のタンゴの件では、人を人とも思わない腐りきった上層部を到底“善”だとは思えないし、義理人情に絆され復讐に走ったタンゴの行動を単純に“悪”だと決めつけるのも憚られる。

 

そして個人的に映画「クロッシング」ではエディの不憫さにダントツに胸を絞めつけられた。
退職時のシーンといいラストのシーンといい、ぞんざいに扱われ過ぎててやるせない。

 

映画「クロッシング」のエディがパントンの青臭さに苛立ちを隠せなかったのは、自分が失ってしまった真っすぐな正義感が眩しく思えたからだろう。

ラストではエディが退職直後にしがらみを気にせずに事件を解決した訳だから、今まで心の奥に潜めていた正義感が報われたのだと思うしかない。
 

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author:ゆる夫, category:映画・サスペンス, 23:04
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