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復讐心とライバル心が引き起こす狂騒 映画「プレステージ(2006)」の感想など(ネタバレあり)

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映画「プレステージ(2006)」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

復讐心とライバル心に燃える二人のマジシャンは互いの秘密を暴こうと躍起になる。

争いは次第に激しさを増し、命をかけた事態に発展する。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

監督 クリストファー・ノーラン

 

出演 ヒュー・ジャックマン

   クリスチャン・ベール

   マイケル・ケイン

   スカーレット・ヨハンソン

   デヴィッド・ボウイ

   アンディ・サーキス

   パイパー・ペラーボ

   レベッカ・ホール

   リッキー・ジェイ

 

 

 

 

ボーデンの瞬間移動の種明かし

 

この映画「プレステージ」で中盤の謎であるボーデンの瞬間移動の種明かしとしては、実はボーデンは双子で周囲の殆どにそれを明かさず日によって入れ替わり立ち代わり一人のボーデンを演じてたって訳。
そしてボーデン以外の日は、ファロンという助手としてボーデンと共に行動していたのだ。

 

いずれ行うであろう瞬間移動トリックのために人生をかけて秘密を隠していたわけだから、映画「プレステージ」のボーデン双子のプロ根性には恐れ入る。
映画「プレステージ」えは双子の片割れが指を失えば、もう片方も指を切断して……と、妥協なき行動をしていたボーデンだし、そりゃあオリヴィアがあの瞬間移動を見て同一人物だと確信もしますわ。

 

ただ映画「プレステージ」でボーデンを演じていた双子は、容姿こそそっくりなものの野心溢れる方優しく穏やかな方と性格は違っていて、ジュリアの事故の原因となったのは野心のボーデンで、葬儀の際にアンジャーに問い詰められて「分からない」と答えたのは穏やかな方のボーデンなんだろう。

 

その他にも、野心のボーデンが愛した女はオリヴィア穏やかボーデンが愛した女は妻のサラであり、女性の好みも正反対。

映画「プレステージ」でマジックのためには犠牲を厭わない性格からして、事あるごとにアンジャーの邪魔をしに行っていたのは野心のボーデンの方だと見て間違いないだろう。


そして映画「プレステージ」の野心のボーデンはジュリアの事故の原因を作った張本人であり、サラの自殺のトリガーとなった張本人でもあるためタチが悪い。
割と本気で未必の故意が適用されそうなくらいに、映画「プレステージ」の野心のボーデンは非情なのだ。

 

 

アンジャーの瞬間移動の種明かし

 

一方映画「プレステージ」で始めこそ替え玉ルートを使って瞬間移動マジックを行っていたが、替え玉は調子に乗り出すわボーデンの完璧な瞬間移動を見せつけられるわで焦ったアンジャー。

 

そんなアンジャーが映画「プレステージ」でボーデンの入れ知恵によってニコラ・テスラと出会った後に取得した完全なる瞬間移動の種明かしとしては……実はテスラが作った装置が複製装置でしたー!!という世界観クラッシャーの超絶SFオチ。

 

大リーグボール養成ギブスみたいな大掛かりな器具をつけて小鳥一羽を隠しながら消すのがいっぱいいっぱいだった映画「プレステージ」の世界観の中で、突然登場したチートなみの機能を持つSF的複製装置。

 

ニコラ・テスラだったら作れなくもないだろう……とは流石に思えないw
まぁ映画「プレステージ」で瞬間移動マジックの度に複製元の自分が死んでいるとかいう、アンジャーの狂気には確かに驚かされるが……。

 


映画「プレステージ」ラストシーン・感想

 

アンジャーの手記を読んで彼に嵌められていたと知ったボーデン。
思惑通りボーデンをハメて絞首刑に陥れたアンジャーだったが、生き残った方のボーデンに舞台下で撃たれて息絶えるのだった。

 


作中で「マジックは種明かしされるとつまらない」みたいなこと言ってたけど、この映画「プレステージ」の種明かしの後はまさに同じことを思ってしまった。
片や双子という超絶古典的トリックで、片や超絶SFコピーマシンという最早トリックと称するのも憚られるような突飛なオチだしね。
ガッカリ……とはいかないまでも、期待してた程のオチでもなかった印象。これがまさに“種明かしされた途端に冷める”現象だろう。

 

ただ映画「プレステージ」ではジュリアの事故の件に対する復讐心から始まって、意地やプライドや妬み嫉み僻みに至るまであらゆる婦の感情をぶつけ合いまくるアンジャーとボーデンの泥沼のような関係は楽しかった。
やられたらやり返せ!!とばかりにお互いに執着しあい、形勢逆転に次ぐ形勢逆転。

 

映画「プレステージ」を観返してみれば、アンジャーが「ヤツは日々演技をしているんだ!!」とか「幸せそうかと思えば次の瞬間にはそうは見えない」とか言ってたりして、ボーデンが双子だという真相にあと少しでたどり着けそうでたどり着けなかったのが何とももどかしい。
それ程までにボーデンの人生をかけた演技が完璧だったという事だろう。あと一歩でボーデンのタネが分かっただろうに、惜しいねアンジャー君!!

 

そして映画「プレステージ」を中盤くらいまで見ている中では、イカれているのはボーデンの方かと思っていたが(アンジャーには妻の件についての復讐心というれっきとした免罪符があるため)、映画「プレステージ」で複製機を使ったトリックの件が明らかになると、よりイカれてるのはアンジャーの方だと判明するのだ。
なんてったって複製元の自分が死ぬって分かってて、あの瞬間移動マジックを決行するわけだし。

 

しかもそんな犠牲を払ったマジックすらも、映画「プレステージ」ではボーデンを陥れるための餌であるととれるのも恐ろしい。

実際アンジャーの心理として、代償が大きすぎる常軌を逸した機械を使ってまでもあのマジックを決行した理由として、マジックの追究としての面とボーデンをおびき寄せるための餌としての面のどっちが大きかったのだろうか。

 

そして映画「プレステージ」を見終わって残った一番の最大の疑問としては……ボーデンの娘って、どっちのボーデンの子供なんだろう?って謎。
普通に考えて穏やかボーデンの子供なんだろうけど、そこは映画「プレステージ」で二人で一人の人生を“共有”していた双子ボーデンのこと。
映画「プレステージ」でオリヴィアが現れるまではサラのことも“共有”していたと考えてもおかしくないだろう。檻の中にいた野心のボーデンも娘に対しては執着してたみたいだし。


まぁその辺は作中で明確にされることもなかったし、好きに解釈して楽しむのがトリック映画「プレステージ」のミソなんだろうね。

 

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author:ゆる夫, category:映画・サスペンス, 23:33
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