この土地にビルを建てるんじゃなかった…… 映画「大地震(1974)」の感想など(ネタバレあり) | ゆる〜く映画つっこみ感想

スポンサーリンク

RSS | ATOM | SEARCH

この土地にビルを建てるんじゃなかった…… 映画「大地震(1974)」の感想など(ネタバレあり)

スポンサーリンク

映画「大地震(1974)」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

カリフォルニア地震研究所は、地震データ調査から恐るべき予測をたたき出した。

それは48時間以内に予想を絶する大地震が襲ってくるという予測で……。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

 

 

監督 マーク・ロブソン

 

出演 チャールトン・ヘンストン

   エヴァ・ガードナー

   ジョーン・ケネディ

   ローン・グリーン

   ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド

   リチャード・ラウンドトゥリー

   マージョ・ゴートナー

   ヴィクトリア・プリンシパル

   ウォルター・マッチャンスカヤスキー

 

 

 

ロサンゼルスで発生した大地震

 

映画「大地震」で長い政略結婚生活の末妻レミーとの関係が完全に冷めきっていた建築家のスチュワートは、若いシングルマザーのデニーと大胆な不倫中。

 

そして映画「大地震」の警官ルーは、正義感ゆえの独断行動によってクビを言い渡されていた。

映画「大地震」ではそんな中でロサンゼルスで、マグニチュード7越えの大地震が発生。
とてつもなく巨大な揺れが続き、崩壊する建物や、落下物によって命を落としていく人々。

 

映画「大地震」では、揺れが収まったら救出タイム!!ビル上層部に閉じ込められた社員を救助するスチュワートと社長のサム。
何とか全員助け出して避難所へ向かったものの、サムは救出活動中に吸い込んでいた有毒ガスのせいで命を落としてしまうのだった。

 


閉じ込められた人々を救え!!

 

揺れが収まったからと言って安全とは言えないのが大地震の恐ろしいところ。地震のダメージで脆弱になったダムは決壊寸前、紙一重で立っている建物もちらほら。

余震の続く中、デニーを探す道中で出会ったルーと一緒に人命救助に奔走するスチュワート。

 

映画「大地震」では地震後の人々の行動も様々で、地震で破壊されて荒廃した街で生き埋めになった人々を助ける市民もいれば、略奪を始める暴徒も発生。

さらにそんなを暴徒相手に、混乱に乗じて日頃のうっ憤を晴らすかのように撃ち殺した狂気の店員。コイツはお気に入りだった女性ローザを無理やり我が物にしようとしていたのだ。

 

ルーとスチュワートはローザを救うと避難所へ向かうも、映画「大地震」では相次ぐ余震によって建物が崩落。

地下避難所の出口は瓦礫で埋め尽くされ、デニーを含む避難してきた人々は地下に閉じ込められてしまうのだった。

 


映画「大地震」ラストシーン・感想

 

地下に閉じ込められた人々を、排水溝から救助に向かったルーとスチュワート。
二人の決死の行動によって穴は貫通したものの、救助中にも続く余震によってダムは遂に決壊してしまう。

押し寄せてきた濁流で流されてしまった妻レミーを救出に行ったスチュワート。
ルーは間一髪で脱出に成功するも、スチュワートはレミーと共に濁流の中に姿を消したのだった。

 


最新のCGによるド派手な視覚効果なんてものはないものの、ひたすら続く揺れと崩壊していく建物や落下物に襲われる人々等の描写がとにかく丁寧で生々しいのが映画「大地震」

 

美麗なCGによる大迫力災害パニック映画も好きなんだけど、この映画「大地震」の様にアナログな視覚効果の方が災害の恐ろしさを生々しく感じてしまう。


考えてみると、CGでの災害シーンだと自分には視覚から飛び込んでくる情報量が多すぎて全てを受け止めきれないんだと思う。どうしても傍観者の目線になってしまうと言うか。

だからこそこの映画「大地震」位のアナログでスケールが小さいシーンの方が、身近に感じられて生々しい恐怖を実感出来るんじゃないかなぁと。

 

映画「大地震」では負傷者の様子も生々しく、余りの負傷者の数に呆然とする医師の姿や、溢れかえる避難民の憔悴しきった姿も見ていて辛くなってくる。
収束が見えない状況の中で、映画「大地震」ではルーが助けた子犬が最大にして唯一の癒しなのだ。

 

そして序盤の人間模様ドラマパートを観ている最中は冗長だと思っていたものの、映画「大地震」の地震後には人間模様を知っていたからこそ楽しめる点もあった。

 

地震にも気付かない程泥酔してたのに助かった末、避難所で道化として人気者になったバーの飲んだくれの呑気さや、真面目過ぎて煙たがられるルーの正義感の強さが多くの人を助けた熱さや、最後まで社員たちを助けた社長サムの男気や、スチュワートが妻レミーを見捨てられなかった心情とか。

 

特にスチュワートについては最後はレミーを見捨てるんじゃないかと予想していただけに、いくら冷め切っていた結婚関係とはいえ命のかかった状況では長年連れ添った妻を見捨てられなかったって点はいい意味で裏切られた。
映画「大地震」のスチュワートは大地震の揺れの最中もレニーを守っていたし、不仲であっても長い時間を共にした妻への情みたいな物が残っていたんだろうと考えると少し切ない。

 

そんなスチュワートを巡る関係で終始一人勝ち状態だったデニーが、最後の最後でレニーに負けてしまった時の唖然とした表情も印象深い。
それまでのスチュワートの言動からも、デニー的には彼が絶対に自分を選ぶという確信があっただろうしね。

 

そして映画「大地震」で個人的に一番心に残っているのが、地震後のスチュワートの「この土地にビルを建てるんじゃなかった」って言葉の重み。
……そうなんだよなぁ。現実として日本各地で近い将来巨大地震が来ると予測されてるけど、高層建築の耐震性って実際どんなもんなんだろう。

 

熊本地震の際に免震構造のビルの揺れが予測よりも大きかったってニュースもあったし、机上では安全だと言われていても実際に起こってみれば高層建築の被害がどうなるか分からないってのが恐ろしい。

映画「大地震」でのスチュワートの言葉を聞くと、日本でこれ以上巨大地震が起きないように願うしかないと改めて思わされたのだった。

 

スポンサーリンク

author:ゆる夫, category:映画・パニック, 17:17
-, -