映画「MAMA(2013)」の感想など(ネタバレあり) | ゆる〜く映画つっこみ感想

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映画「MAMA(2013)」の感想など(ネタバレあり)

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映画「MAMA(2013)」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

精神を病んだ投資仲介会社経営者のジェフリーは、共同経営者と妻の命を奪った。

その後、二人の姉妹を連れて雪道を車で逃走した彼はスリップ事故を起こし、崖から転落してしまう。奇跡的に助かった父娘は森の中の小屋を見つけるも……。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

 

 

監督 アンディ・ムスキエティ

 

出演 ジェシカ・チャステイン

   ニコライ・コスター=ワルドー

   メーガン・シャンパンティエ

   イザベル・ネリッセ

   ダニエル・カッシュ

   ハビエル・ボテット

   デヴィッド・フォックス

   

 

 

MAMAの正体

 

父親ジェフの心中計画に巻き込まれて、山奥の小屋で五年間も過ごすこととなってしまった映画「MAMA」のヴィクトリアとリリーの姉妹。
そしてジェフに襲い掛かってヴィクトリアを助け、食料を与えて子守唄を歌い五年間も二人の側にいた得体のしれない何か。

 

この得体のしれない存在こそ、映画「MAMA」のタイトルとなっている“MAMA”
MAMAは100年近く前に精神病棟から逃げ出し教会で赤ん坊を奪って追われた挙句、赤ん坊もろとも崖から投身したというちょっとイカレた女。

 

その時に運悪く赤ん坊が崖の途中の木の枝に引っかかってしまい一緒に死ねなかった為に、未練タラタラのMAMAは幽霊的な何かとしてこの世に留まり続けていたって訳。

 

そして映画「MAMA」で幼気な姉妹を放っておけない!!って事で二人を育てていたMAMAだったが、ジェフの弟ルーカスの執念の捜索の末発見された姉妹は、彼に引き取られてしまうのだった。

 


MAMAの執念

 

姉妹がルーカスとその恋人アナベルと一緒に暮らし始めても、二人を手放すつもりなど毛頭ないMAMA。

 

MAMAはルーカスを階段から突き落として昏睡状態にすると、ヴィクトリアからMAMAの存在を聞き出そうとするドレイファス博士を小屋で始末。
姉妹のおばさんジーンも、体を乗っ取って姉妹を崖に連れて行った挙句に始末。

 

MAMAの正体を知り、赤ん坊の遺骨を持ってあの崖へ向かったルーカスとアナベル。
遺骨をMAMAに渡して万事解決!!かと思いきや、MAMAは物言わぬ赤ん坊の遺骨を投げ捨てると姉妹を連れ去るためにルーカスとアナベルに襲い掛かったのだった。

 


映画「MAMA」ラストシーン・感想

 

二人を連れて行こうとするMAMAを相手に、必死で食らいつくアナベル。
ヴィクトリアはMAMAに別れを告げたものの、MAMAは自分を慕うリリーを胸に抱いて崖から身投げ。
落下の最中、リリーはMAMAの胸の中で微笑むのだった。

 


個人的に映画「MAMA」で怖かったのはMAMAの異形さよりも、リリーの挙動の気味悪さ。

 

カサカサと床を這いまわるように移動し、言葉ではなく唸り声をあげ、物陰に隠れ、手づかみで食事をする獣のようなリリーの姿は見ているだけで恐怖を感じてしまう。
特にアナベルが一人きりだったはずのキッチンのテーブルの上に、あの独特のガニ股四つ足で現れた時はゾッとした。

 

映画「MAMA」ではオープニングの落書きで、姉妹が獣に食われて(食って?)いたり、血の海の中に座っていたり、なによりもずっとリリーが四足歩行で描かれていたのが物凄く気持ち悪かった。

 

そしてヴィクトリアが自らMAMAとの別れを選んだのと同じように、リリーも自らMAMAと一緒にいることを選んだわけだから単純なバッドエンドじゃないのが映画「MAMA」の切ない所。

 

リリーはある程度物心がついていたヴィクトリアと違って、本当に幼いころからMAMAに育てられていた訳だから、何の疑いも気味悪さも抱かずに純粋にMAMAを慕っていたのだ。

 

そう考えると、いくら心を開いてきたとはいえ数か月しか一緒にいなかったアナベルよりもMAMAを選ぶのはある意味必然にも思える。
元からMAMAに助けられた命みたいなもんだしね。映画「MAMA」では姉妹のそれぞれの幸せ、という意外な感動すら見いだせてしまうのだった。

 

映画「MAMA」でのそんな姉妹側の心理状態は理解できる。しかし映画「MAMA」で100年以上も未練を残してきた赤ん坊の遺骨をブン投げてしまったMAMAの気持ちはちょっと理解できないんですが……。

 

物言わぬ遺骨よりも「ママ!!」と慕って縋りついてくれるリリーの方が可愛いのは分からんでもないけど、なにもあんなに豪快でどうでもよさそうに遺骨をブン投げなくてもいいんじゃないですかね…?

 

もうちょっと赤ん坊に対しての未練とか葛藤とかがあってもいいんじゃないか?と思ったものの生前のMAMA自体がかなりイカレた女だったし、あの赤ん坊だってMAMAの実子なのかさえ分からない。

 

そうなるとやっぱMAMAを妄信的に慕うリリーと、子供という対象に異様に執着するMAMAはどう考えてもお似合い。
まぁあの世でずっと仲良くやって、二度とヴィクトリア達には近付かないでくれ……としか思えないね。

 

それはそうと、この映画「MAMA」で一番割を食ったように見えたのが姉妹のオバサンのジーン。
子供もいなかったみたいだし大金はたいてまで姉妹を引き取りたかった想いは結構純粋に見えただけに、ちょっと残念な最期だったのだ。

 

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author:ゆる夫, category:映画・ホラー, 21:20
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