映画「理由(1995)」の感想など(ネタバレあり) | ゆる〜く映画つっこみ感想

スポンサーリンク

RSS | ATOM | SEARCH

映画「理由(1995)」の感想など(ネタバレあり)

スポンサーリンク

映画「理由(1995)」の感想など(ネタバレあり)

 

≪あらすじ≫

ある事件の容疑で死刑の判決を受け、投獄されてしまった黒人青年ボビーは、8年後偶然同じ刑務所の中で真犯人と出会う。彼は無実の罪を晴らす為、大学法学部教授のポールに一通の手紙を書く。

調査に立ち上がったポールだが、調べて行く内にこの事件の背景に隠された謎の存在に気づいていく……。

 

以下ネタバレokの方はスクロールを

 

 

 

 

監督 アーネ・グリムシャー

 

出演 ショーン・コネリー

   ローレンス・フィッシュバーン

   ケイト・キャプショー

   ブレア・アンダーウッド

   エド・ハリス

   クリストファー・マーレイ

   ルビー・ディー

   スカーレット・ヨハンソン

   

 

 

 

無実を訴える死刑囚

 

映画「理由」で、小さな町で起こった少女ジョーニーの惨殺事件。その犯人として捕まったのは地元に住む黒人青年ボビー。
死刑判決を受けた8年後、ボビーの祖母の頼みによって元弁護士ポール・アームストロングはボビーの事件を再調査していく。

 

この映画「理由」では、ボビーの自供は地元警官タミーに銃で脅されて強要されたものだと判明したり、ボビー犯人説ありきで鑑定すら行わない捜査のガバガバさが浮かび上がり、アームストロングはボビーが無罪だと確信。

 

しかもボビーと同じ刑務所に収監されていたシリアルキラーのサリバンが、アームストロングに対してジョーニー事件の凶器の隠し場所を仄めかし、実際に発見されたのだ。
さらにサリバンがジョーニー事件の犯人であると自白するかのような手紙を書いたことで、ボビーの無罪は決定的に。

 


事件の理由

 

ボビーは無事釈放されたものの、アームストロングに「我々の計画通り!!」と意味深な発言をするサリバン。
そしてサリバンに言われた通り彼の両親の家に行ったアームストロングが見たものは、惨殺された二人の姿だった。

 

さらにサリバンは「ジョーニーなど会ったこともない」と言い放ち……そう、やはりジョーニー事件の真犯人はボビーだったのだ。
そして映画「理由」では、アームストロングの妻ローリーと娘のケイティーがボビーにさらわれてしまう。

 

そんなボビーの犯行の目的は、なんとローリーへの復讐。実はボビーは、映画「理由」でのジョーニー事件の一年前に、女性をナンパしたらその恋人が警官だったため、誘拐犯として逮捕されていたのだ。
判事は有罪にするためにボビーの拘留を一晩延長。結局無罪判決を受けたものの、その一晩の間に暴行を受け去勢されていたボビー。その時の判事こそ、ローリーだったのだ。

 

じゃあジョーニー事件の理由は?って事だけど、まぁこれは去勢されて精神的におかしくなったとか、多分そんな感じ。映画「理由」内で性格には明かされていないけど、メッタ刺しにした後に挿入(体液は検出されず)って言ってたし、性的なコンプレックスゆえの倒錯した犯行だったんじゃないかと。

 


映画「理由」ラストシーン・感想

 

タニーと共にボビーを追ったアームストロング。タニーは刺されるも、アームストロングはすんでの所で妻と娘を助け出し、襲い掛かってきたボビーに反撃。
川に沈んだボビーはワニの餌食になったのだった。

 


“知的な黒人囚人が無実を訴えれば、視聴者は人種差別による冤罪だと思い込むだろう”って意図が透けてみえた映画「理由」
この手法に引っかかれば後半のどんでん返しに驚くんだろうけどねぇ……。

 

小さな町のやり場のない怒りのスケープゴートになった哀れな青年って風に思わせたいんだろうけど、個人的にはボビーのアームストロングとの初対面での態度がちょっと不遜に見えて、頭ごなしに冤罪だと決めつける事は出来なかった。

 

だからこそ映画「理由」でボビー冤罪説を信じて疑わないアームストストロングには肩入れできなかった。かと言って典型的な偏見親父で小さな町で権力を振りかざすボス猿ポジションのタニーにも全く感情移入できないし、結局のところ映画「理由」を楽しめるかどうかはアームストロング目線で見ている客観的に見ているか、で変わってくるんだろう。

 

最初から本当にボビーが冤罪なのかって疑問をずっと抱いていた身としては、映画「理由」のラストはさしたるどんでん返しにも思えず、あぁ、やってたのか…としか言いようがない。

 

そして唐突に現れたどう考えてもレクター博士がモデルのサイコパス囚人とか、終盤になっての取って付けたようなカーチェイスアクションなんかも……う〜ん。
正直、映画「理由」の序盤を見ていて現実的な物語だと思ってただけに拍子抜けしてしまった。なーんだサイコパス系とんでもミステリーだったのかと。

 

映画「理由」の面白ポイントを強いて挙げるなら、典型的人権派弁護士であるアームストロングがラストでボビーをメッタ刺しにした点。
あれだけ「私は家族が手にかけられたとしても、命で償わせようとは思わない!!(キリッ)」なーんて言ってたくせに、いざ自分や家族の身に危機が迫れば、明らかに自分の意志でボビーをメッタ刺しにしてるからね。

 

まぁ正当防衛だと言い張るつもりだろうけど、話しの通じない相手に対して、理性的なアームストロングの化けの皮が剥がれた様に見える皮肉さが面白くもあったのだ。
 

スポンサーリンク

author:ゆる夫, category:映画・ミステリー, 14:59
-, -